ヨーロッパの各地域で、また日本国内でも「天日」の塩は作られており、どれも天日干しならではの風味を楽しむことができます。
ここピランの塩田で作られる塩も、同じく「天日」によって作られますが、他の塩との大きな違いが一つあります。
それが「ぺトラ」。
ピランの塩田の底に敷かれたペトラは、
近郊の海底から採取された堆積物を実に3年以上をかけて培養した「生きた堆積層」。
塩が作られる過程で危惧される、砂塵や塩床の泥の混入を防ぎ、豊富なにがり成分を残しながら、海水そのものを浄化してくれます。
結果、「天日」で自然乾燥させるだけでは得ることができない美しい白さ、そして苦味が少なく、甘さすら感じる特有のうま味とバランスを創ります。
是非、この他に類を見ない特長をどうぞご自身でお確かめください。
アドリア海から採取した海底の泥、堆積物(ペトラ)を敷きます。
平らにならした後、海水を入れながら培養します。
新たなぺトラを重ねて敷きます。
この段階で塩は収穫できますが、クオリティを満たすとは言えません。
最低3年かけて重ねながら培養し、塩の床を作ります。
この後、やっと収穫可能な状態になりますが、
バクテリアの状況によっては、収穫まで8年以上かかる場合もあります。
また、収穫後も毎年ペトラの補修と手入れは続きます。
ペトラの上にアドリア海の海水を引き入れます。
風と太陽で、ゆっくり乾燥して、濃度を高めます。
風と太陽で、ゆっくり乾燥して、濃度を高めます。
収穫時期、表面にできる結晶がソルトフラワー。
底にできる結晶がトラディショナルシーソルトです。